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皆さん、GWはいかがでしたか。
私は家に引きこもって『Clair Obscur Expedition 33』というゲームをやっていました。
フランス産のJRPGなのですが、発売前後は話題にならなかったものの、口コミが広がり、世界的に急速に売れているようです。
日本のターン制RPGに『ダークソウル』などの死にゲー要素が加わり、『ペルソナシリーズ』のような豊富なBGMといった、あらゆるゲームの良いとこ採りをした傑作でした。
相手の攻撃を直前で防ぐパリィが必須なので、人を選ぶゲームではありますが、とにかく面白かったので全人類にお勧めしたいです。

タイトルに『clair-obscur』(フランス語で『明暗描法』)とあるように、テーマは絵画です。
崩壊した世界の中で、33歳になった人間を抹消する”ペイントレス”という存在に立ち向かうべく、遠征隊を組み、世界の謎を解明していく物語。
なぜ33歳で抹消されるのか、大陸に登場する化物は何なのか。
抽象的ではありますが、全ての謎が解明するため、これ一作で完結しています。
非常に美しいゲームなので、アクションが苦手な方も、世界観に触れるだけでもプレイしてみてください。
ちなみに、ターン制RPGは共通して「速度を上げて相手を即死させる」が常套手段なので、重要ステータスは「速度>攻撃>その他」です。
ステータス振りで速度を優先するようになったら、君もRPGマスターだ!
Of one that loved not wisely but too well.
ターン制RPGに常套手段があるように、様々なゲームに常套手段が存在します。
特に、チェスや将棋のように「全ての情報がお互いに開示されているゲーム」は数学的に解析されており、解析の深度によって”弱解析”や”強解析”に分類されます。
(大雑把に「弱解析=特定の状況における最善手の解析」「強解析=あらゆる状況における最善手の解析」と捉えて問題ありません。)
例えば、オセロは弱解析されています。
当然、これはコンピューターが果てしない計算を繰り返した結果の解析であり、人間には再現不可能です。
しかし、過去の膨大な試合データと組み合わせることで、オセロは「後攻有利」という特徴が浮かび上がってきます。
家族や友達と時間潰しにやるくらいで、真面目にオセロを研究する機会はほとんどないと思います。
やっていくうちに気づくのですが、意外にもオセロは「たくさん取ったら負ける」ゲームです。
最終的な勝敗は石の数で決まりますが、それまでの過程は全て「石を置けるマス目の多さ」で優劣が決まります。
自分の石が多い=相手が石を置く場所が多い=不利。
オセロの常套手段は「序盤は相手に多く取らせ、盤面の内側を中心に石を置いていく」ことです。
初級者以下であれば、100%に近い勝率で勝つことができます。
世の中の70%以上はオセロ初心者なので、これだけで平均勝率70%は狙えるわけです。
A fool comes home as wise as he went.
ゲームだけでなく、これは全ての物事に当てはまります。
大抵の場合「初級者以下に通じる勝率100%に近い戦法」が存在し、同時に、世の中の70%以上はその競技に対して初心者以下であることがほとんどです。
つまり、簡単な常套手段を知っているだけで、上位30%に入れることになります。
スポーツでも同じことが言えます。
バスケ部ではレギュラーになれないレベルだったとしても、体育の授業でバスケをやると、途端に「すごく上手な選手」になった経験のある人も多いのではないでしょうか。
これは当たり前で、ルールすら知らない初心者が相手の場合、バスケのルールやボールの使い方を知っているだけでも大きなアドバンテージになるからです。
とは言え、スポーツやボードゲームにおいて「上位30%」は意味がありません。
こういった業界は「プロか否か」で二極化されるため、その目線で見ると、上位30%も初心者も同価値です。
スポーツやゲームでは「社会的立場において、上位30%になる努力は、何もしないのと等しい」と言い換えられます。
(もちろん、体力向上や趣味の一環としては大きな価値がありますが、それは上位30%である必要がありません)
しかし、勉強は違います。
「上位x%」という割合が偏差値に換算され、その偏差値ごとに高校や大学が用意されているからです。
上位30%は換算すると偏差値55、まあ中堅くらいの学校には進学できるんじゃないでしょうか。
MARCHのどこかに合格するかもしれない偏差値帯ですね。
これは受験生を対象にした偏差値換算であって、世間一般で換算するともっと上になります。
つまり、MARCHは偏差値55付近の大学ではあるものの、世間一般では「高学歴」と言われる可能性があるということです。
オセロの例は極端ですが、一般的に、上位30%に入るためにはそこまで大きな努力は必要ありません。
ある程度の常套手段を知り、それを実践するだけで達成できる数値です。
ただし、スポーツやゲームではその努力が報われることがないため、いかに受験が楽か、分かっていただけるでしょうか。
ママやパパが口を揃えて「勉強しなさい」という理由ですね。
受験勉強の常套手段は色々とありますが、まず「大学まで見据えて勉強する」これに尽きます。
受験の難易度は「大学受験>中学受験>高校受験」で、圧倒的に大学受験が大変です。
要求される知識量が他の比じゃないからです。
(中学受験は子どもの努力よりも「親の忍耐力」と「家庭の経済力」が重要で、勉強面以外の難易度が高いです)
ここから言えることは、例えばMARCHに入りたいのであれば、高校受験で附属校を受験するのが最も得策です。
同じく、中学受験をするなら、大学附属の私立が理想です。
とにかく大学を見据えて勉強を始める、これが受験の第一歩です。
よく「進路は決まってないけど、とりあえず勉強する」と聞きますが、ゲームやスポーツで例えると初心者の言動です。
「サッカーはよく知らないけど、とりあえずボールを蹴ってみる」と同じレベルですね。
楽しみ方や目的は人それぞれだから別にいいですけど、「えっ、そこから?」って思いませんか?まずサッカー調べない?
「最終的にボールの扱い方や筋肉は必要になるから無駄ではない」と反論されそうですが、その「最終的」ってどこですか?って話です。
「最終的に学力は必要だから、勉強は無駄ではない」と言われても、「目的地はどこなんだ……」で終わりです。
こうして、文系なのに理科2科目、国立医学部志望なのに理科1科目しかやっていない受験生がたくさん出てくるんですねぇ!
当然の帰結ですね。
原因は明確で「勉強の常套手段を知らない、初心者の状態が続いているから」です。
とりあえず「大学を見据えて勉強を始める」ここがスタートです。
「大学に行かない場合はどうするの?」と思うかもしれませんが、その場合は勉強しなくていいと思います。
大学に進学しないということは、例えば美容師などの専門学校を目指していたり、特定の業種への就職を考えているのだと思います。
英数国理社の勉強よりも大事な知識・技能があるはずなので、そっちを伸ばした方がいいです。
パティシエになりたいなら料理に時間を割くべきですし、歌手になりたいなら歌の練習に時間を割くべきですからね。
あくまで受験は「楽に結果が出せる手段の一つ」であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
「物事の真理を学ぶことで視野が広がる」とか言いますけど、人それぞれですし、料理でも物事の真理は学べます。
何なら、数学ができる人より、美味しいご飯を作ってくれる人の方が、必要とされる場面は多いです。
何事も、まずは常套手段を知り、初心者を脱却しよう、という話でした。
余談ですが、はんぺんにチーズを挟んでバターで焼くとすごく美味しいです。
これが物事の真理です。
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