学習塾と口裂け女

先日に『FROM』というドラマのSeason1を観終わりました。

『LOST』の製作陣による新作ホラーです。

舞台は、決して脱出できない閉ざされた村。

夜になると、どこからか人間を襲う化物がやってきて、「家の中に入れて欲しい」とお願いしてきます。

家の中に入れたが最後、あっという間に惨殺されてしまいます。

そんな地獄のような村で、元の世界への脱出を試みるストーリー展開です。

アメリカではSeason2まで放送されており、Season1は非常に気になるところで終わってしまいました……

個人的にホラー作品が好きなのもありますが、「化物は決して走らず、歩いて近づいてくる」という、古典的な描写が不気味さを増していて良い感じです。

そろそろ夏が近づいてきたので、夜中に一人でご覧になってください。

妖怪の定義

夏も近いですし、今回は「妖怪」や「幽霊」といった、怪奇現象についてのブログとなります。

『ゲゲゲの鬼太郎』では妖怪が、『バイオハザード』ではゾンビが、『カラダ探し』と言う漫画では幽霊がテーマになっています。

もっとも、「幽霊」を紐解いていくと、最終的には信じられないような形相の「化物」が登場したり、最近は「幽霊」と「化物」の線引きが曖昧です。

また、都市伝説に登場する「口裂け女」や「メリーさん」も、近年は化物じみた形相で登場することが多く、「幽霊」「都市伝説」=「化物」の認識ではないでしょうか。

対して「妖怪」ですが、これに関しては「化物」と一括りに認識はしていないと思います。

例えば「天狗」や「河童」といった妖怪は、見た目は人から大きく外れていますが、「化物」として描かれる作品は多くありません。

一般に、「死者が成仏できず、現世に姿を現したもの」を「幽霊」と定義し、「人間の理解を超えた現象、あるいはそれを引き起こす対象」を「妖怪」と定義しています。

幽霊も科学で解明できない、理解を超えた存在であるため、広義の意味では「幽霊=妖怪」も成り立ちます。

実際、日本で「天狗」と呼ばれているものは起源の一つに、「人間に恨みを持った崇徳天皇の怨霊」という説があるため、天狗は幽霊みたいなものです。

妖怪の起源

今ではゲームやアニメで頻繁に見かける「妖怪」ですが、起源はどこなのでしょうか。

奈良時代に太安万侶が編集したとされる歴史書『古事記』には、鬼や大蛇といった妖怪が登場します。

『古事記』は世界の創生から始まり、天照や月詠といった神々が登場する神話です。

鬼や大蛇といった妖怪を登場させ、それを神々に討伐させることで、神々の力の強さを引き立てています。

また、更にそこから「現在の天皇は神の子孫」と話が進み、「天皇は神族で強大である」と後世に伝えています。

結局のところ、日本における「妖怪」とは「天皇の強大さを伝えるための噛ませ犬」に過ぎませんでした。

妖怪の継承

時は進み江戸時代。

関ヶ原以降、目立った大乱もなく、平和な時代が続きます。

平和になると暇な時間が増え、能や狂言といった、日本独特の娯楽が活性化します。

その中で、暑い夏に背筋が凍るような怪談話、所謂『百物語』が流行り出します。

噛ませ犬だった妖怪が、浮世絵でリアルに描かれ、江戸の市民を恐怖させます。

暑さもしのげ、暇つぶしにもなる妖怪は、最早ただの「噛ませ犬」ではなくなりました。

その中でも特に「子どもへの脅し文句」としての妖怪は、現代にも通じるところがあります。

「夜に口笛を吹くと蛇が来るよ」

「夜更かしすると鬼に連れていかれるよ」

など、妖怪が教育の一環として定着します。

そして、親から子へと、妖怪を混じえた教育が受け継がれ、現代に至るんですねぇ!

学習塾と口裂け女

「教育」と言葉だけを見ると堅苦しい感じがしますが、実は妖怪と密接に関わっていたり、面白い側面もあります。

例えば前述の「都市伝説」ですが、昭和後期〜平成初期に、「口裂け女」が新聞にも載る全国デビューを果たしました。

ネットやSNSが普及していなかった時代に、北海道から沖縄までの全国の子どもたちが、どのように同じ噂話を共有していたのか。

一説には「学習塾の活性化」があるようです。

受験競争が過激化し、学習塾に通う子どもが増えたことにより、同じ塾の別の学校の子どもから色々な噂話を聞いて、それを自分の学校で広めて……といった流れです。

「塾に通う」という行為が「口裂け女」という都市伝説を生み出したわけです。

そう考えると、自分の行動が何につながるか想像ができず、可能性は無限に広がります。

いつも通り、英数理系どころか、塾と全く関係ない話になりました。

上記の妖怪や都市伝説といった分野は「民俗学」という学問で研究できます。

日本において民俗学は文系学部に該当するため、興味がある方は別の塾に通ってください。

うちの塾は英数理系塾です。

『日本書紀』を紐解くと、学習塾マリガンは天照大神の加護を受けた由緒正しい学習塾であり、高天原より生まれし神聖なる組織であることが明記されています。

我らの阿闍梨が勤請を願っている故、優曇華なる精神で「お問い合わせ」をして涅槃に入りましょう。

神話や仏教の単語を適当に並べると、途端に怪しい感じがしますね。

これも妖怪の仕業です。

当ブログは妖怪による怪異現象で成り立っているため、思想が強めな批判については、然るべき組織を通してからでお願いします。

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