一目で義理とわかるチョコ

10月も中旬になり、肌寒い季節となりました。

「四季が美しい日本」でしたが、もう夏と冬しかないですね。

先日、Netflixで配信中の『ビリオネアズ・シェルター』を観終わりました。

『ペーパー・ハウス』のスタッフ最新作です。

世界中の金持ちを地下のシェルターに監禁し、第三次世界大戦を偽装してお金を騙し取るサスペンスです。

あまりにも駄作なので、もし気になっているのであれば、視聴予定のリストから外すことをお勧めします。

もう何から何まで面白くないです。

『ペーパー・ハウス』もSeason1で終わらせておけばよかったものを、だらだらと長引かせた結果、ただの駄作に成り下がってしまいました。

海外ドラマは期待させる技術だけ進化して、満足させる技術が退化し続けているので、完結している作品以外は信用しない方がいいです。

とりあえず『Breaking Bad』観ましょう。

映画やドラマは5,000作品以上は観てきましたが、「何の映画が一番好き?」と聞かれたら、『ショーシャンクの空に』もしくは『グッド・ウィル・ハンティング』と答えるしかありません。

埋もれた名作は確かに存在しますが、最高傑作たり得る作品はそもそも埋もれませんからね。

個人的には『グッド・ウィル・ハンティング』が一番好きです。

所謂ギフテッドの主人公が、友人や周囲の大人に支えられ、歩むべき道を見つけるヒューマンドラマです。

Direction is one thing. Manipulation is another.

『グッド・ウィル・ハンティング』然り、天才を題材とした映画や漫画ってたくさんありますよね。

そういった天才は総じて、数学または物理に精通した人物として描かれています。

例えば『グッド・ウィル・ハンティング』のポスター背景には行列式が書かれており、主人公のウィルは数学の天才とし描かれています。

世界的な認識として、天才=数学なのでしょう。

映画や小説など、一般公開される作品において、販促用のポスターや表紙は非常に重要な要素です。

一目見て、何の作品か、どんな物語なのかを連想させなければいけません。

『グッド・ウィル・ハンティング』のポスターにおいては、あくまでヒューマンドラマなので人物(主人公)を前面に出し、背景に行列式を書くことによって「数学か何かの話なのかな?」と更に細かい連想を促します。

数学のブラックサンダー

「一目で数学とわかるもの」つまり「”数学らしさ”って何?」これが本日のテーマです。

例えば、実在の数学者ジョン・ナッシュをモチーフにした『ビューティフル・マインド』のワンシーンを見てみましょう。

難しくてよく分かりませんが、ナッシュ均衡に至るまでの途中式でも書かれているのでしょう。

例えば、韓国のヒューマンドラマ『不思議の国の数学者』のポスターを見てみましょう。

透過されていてよく分かりませんが、関数問題か何かの途中式でしょうか。

その他、天才を題材にする映画は数多くありますが、どれも数学または物理を通して描かれており、その作品のポスターやワンシーンは、どれも「数式」「関数」が同時に登場します。

これ、不思議だと思いませんか。

数式や関数は何も数学だけのものではなく、化学や物理でも使いますし、何なら経済学でも当たり前のように使われます。

“数学らしさ”でいうと、真っ先に図形を思い浮かべないでしょうか?

もちろん、化学や物理にも図形は登場しますが、円や三角形に補助線を引いたり、平面図形を回転させたり、空間図形を切断したり etc…

こういった作業は、特に数学で頻出のイメージです。

難解な数式を羅列するより、三角形や円、楕円や球体といった図形の方が、視覚的にも分かりやすく、視聴者に「数学だよ!」と伝わりやすい。

そう思わないでしょうか。

□いアタマを○くする

何故、この話をしているのかというと、数学が得意な生徒ほど、関数や数列を無視して、難解な図形問題に手を付ける傾向があるからです。

この時期になると、目標点から逆算し、何の科目で何点を稼ぐか、更にどの単元で得点するかが明確になってきます。

数学の場合、高校受験では「関数」「図形」「規則性」が大問として出題されることから、数学が得意な生徒は「図形は満点!」と意気込み始めます。

弊塾では「関数と規則性は満点を狙おう、図形はできなくてもいい」と教えています。

理由としては、先に述べた”数学らしさ”にあります。

映画のポスターや作中では、何故、視覚的に伝わりやすい図形ではなく、数式や関数といったものが取り上げられるのか。

答えはシンプルで「図形は才能依存で、最も努力を反映しないから」これに尽きます。

「天才をアピールしたいなら、才能依存の図形をモチーフにすべきでは?」と考えますが、最終的には作中で「努力する天才」を描くことになるので、補助線一本、ひらめき一つで全て解決!な図形とは非常に相性が悪いです。

言い方を変えると「図形は最も数学の経験値が上がらない単元」と言えます。

例えば関数は、まず方程式にx座標を代入してy座標を求めて、そこから2点を通る直線の式を求めて、そこからx,y軸との交点を求めて、直線で囲まれた図形の面積を求めて……といったように、複数の手順が必要になります。

例えば規則性(数列)は、まずどういった事象があるのか場合分けをして、その中で規則性を見つけて一般項を求めて、次の場合も同じことをして……といったように、問題の細分化が必要になります。

この手順は非常に重要で、高校、大学、社会人になっても必須のスキルです。

一方、図形はというと、ある程度の手順が必要になることもありますが、基本的には補助線一本あれば全て解決!のパターンが多いです。

その補助線がないと答えが出せない、ひらめき、つまり才能依存です。

だからこそ、論理的思考よりも才能が重視される低学年向けの教材や学習塾は、こぞって図形をモチーフにします。

本屋さんで小学生用の算数教材を見てください。

ほぼ100%図形モチーフです。

日能研のキャッチコピー「シカクいアタマをマルくする」も□○の図形モチーフですよね。

大学受験や社会人向けの資格問題を見ると分かりますが、才能が求められるものはほぼありません。

小論文や面接を重視する試験もあり、要求されている技能は「論理的思考」です。

補助線を見つける才能、それは一般社会では必要とされていないということです。

ここから言えることは、数学において、得点源とすべきなのは論理的思考が必要となる関数と規則性です。

図形はできなくても困りません。

今後、三角比、ベクトル、複素平面など、図形問題において使える公式がたくさん出てきます。

しかし、関数や規則性に関しては、現状の問題を簡単にするような公式は習いません。

敢えて挙げるなら「等差数列」くらいですが、これは一部の学習塾では教えている内容なので、必要な公式が全て手元にある状態です。

関数が苦手なら、今後もっと苦手になります。

図形が苦手でも、楽に解ける方法を習うので、今後は得意になるかもしれません。

以上から、高校受験の数学において、得点源とすべき単元はまず関数、次点で規則性です。

“数学らしさ”を図形だと誤解しているうちは、いつまで経っても数学で100点は取れません。

複雑な数式で関数を解き切る、1000通りあろうが全て書き出して規則性を解き切る、この泥臭さが数学です。

「ひらめき1つで全て解決したい」と願う学生は、高校や大学のような教育機関に行くべきではありません。

あなたが行くべきなのは、お祈り1つで全てが解決する場所、つまり教会です。

脱法宗教法人 学習塾マリガン はいつでも皆様の入信をお待ちしております。

God bless you!

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