志望理由書の書き方【実践編】

後期期末(2学期末)試験も終わり、冬休みも目前となりました。

大学受験をはじめ、私立高校や私立中学においても、出願が開始される時期です。

特に大学受験では「志望理由書」が必須となっているため、頭を悩ませている高校生も多いのではないでしょうか。

そこで、前回の小論文につづき、志望理由書の書き方についての記事となります。

過去の努力と未来の決意

志望理由書で大事なことは「誰も君に興味はない」という点です。

そのため、興味を持ってもらうような文章を書く必要があります。

「興味を持ってもらう」とは、結局のところ「自分の価値を相手に認めてもらう」と同義です。

以前、例に出した「本学への志望動機を述べなさい(医学部・医学科)」という質問

私は、共働きの両親に代わり、母方の祖父に育てられてきた。しかし、その祖父が癌で亡くなり、それから医師を志すようになった。

貴学の癌研究は最先端であり、国家試験の合格率も90%を超えていることから、医師を目指すには貴学が最適であると考える。

以上から、私は貴学の医学部医学科への入学を強く希望する。

この文章の欠点は「自分がやりたいこと」(現在)しか書かれていないところです。

雑ですが、こう変えるとどうでしょうか。

私は、共働きの両親に代わり、母方の祖父に育てられてきた。しかし、数年前にその祖父が癌で亡くなった。

それから、病による悲しみを少しでも減らそうと考え、医師を志すようになった。

癌について自分なりに調べてみたが、難解な論文が多く、一筋縄ではいかなことが理解できた。

しかし、その過程で英語や生物の学習が進み、少しずつ前進している実感が湧いている。

私は将来、医師として癌研究に携わり、日本の医療へ貢献することを目標としている。

貴学の癌研究は最先端であり、国家試験の合格率も90%を超えていることから、医師を目指すには貴学が最適であると考える。

謙虚な姿勢を忘れず、入学後も学びつづけ、医師として相応しい人間になるよう、できる限りの努力をしていきたい。

その目標を実現するために、私は貴学の医学部医学科への入学を強く希望する。

ベースとなる部分は同じですが、「目標に対する努力」「卒業後の目標」を加えています。

自分の価値を認めてもらうためには、最低でも「どんな努力をしてきたか(過去)」「今後どういう人間になるのか(未来)」の2点が必要です。

「これがやりたい」「入学したい」という現在の感想ではなく、「これをやってきた」「入学後はこういう努力をする」という過去の努力・未来への決意を書きましょう。

当然ですが、大学側には「こういう学生がほしい」という「アドミッションポリシー」があります。

例えば医学部の場合、通常は「患者に寄り添う謙虚な姿勢」が求められます。

例えば国際系学部の場合、通常は「世界で活躍できる人材」が求められます。

しっかりとアドミッションポリシーを読み、自分と一致している部分を前面に出しましょう。

就職活動でも同じですが、結局は自己分析です。

自分は何ができて、何ができないのか。

自己を見直す良い機会なので、「点数には反映されないし……」という投げやりな気持ちではなく、時間をかけて真面目に取り組みましょう。

文章は誰かに見てもらうことで洗練されていきます。

もし志望理由書で迷ったら、メールで文章を送ってもらえれば添削します。(費用はいりません)

件名に「添削希望」

本文に「名前と高校名」「受験する大学名・学部学科」を書いてください。

その他、気になる質問があれば、できる限りの範囲で答えます。

急激に気温が下がり、受験期の近さを肌で実感できる季節となりました。

しっかりと体調管理をして、悔いのない受験となることを祈っています。

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